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ぶどう畑の雪害の柱の復旧、対策について

雪が降る地域だと聞いていた櫛引の畑ですが、今年は例年以上に雪が降りました。
1.5mは降っていました。

雪が解け始めてしばらくしてから見に行くと柱が曲がっていました。
応急処置としてワイヤーを列の真ん中で切り、様子見を行いました。

更なる被害は防げましたが、一度曲がった柱をどうしようと右往左往しました。
・今まで付き合いのあった業者2社がお手上げ状態
・設備資材業者も隅柱が曲がるのは聞いたことがない

他のワイナリーや業者の方に聞きながら復旧を試みました。

①隅柱を切断してジョイントで繋げることで柱を真っすぐに維持する

繋げましたがが繋げた部分が弱いです。
ジョイントも力の掛け過ぎで曲がっているように思えます。

②この部分を補強しました

先ほどよりだいぶましですが、思ったより強くなりません。
(後から聞いた話ですが、クランプは2点留めではなく3点留めで強くなるようです。
4点留めだとかなり頑丈のようです)
これなら曲がった配管を補強したほうが強いのでは?と疑問が浮かんだのでやってみました

③曲がったまま補強

もともとの柱が強いので、これはいいですね。
補強した配管にワイヤーを掛けておいて、柱が曲がれば補強の配管の交換で済むようになります。
曲がりすぎた配管については、いつもっと曲がるかもわからないためこの加工はできないかもしれません。

④曲がりすぎた配管の交換

業者にお願いして同じ径、同じ長さの配管を打ち込んでもらいます。
建設関係の会社から足場屋さんを紹介してもらいお願いすることにしました。

 

結局、被害が少ないところは③を採用。
曲がりすぎたところは④を採用してコストを掛けずに復旧になりました。

【2020年の畑仕事】11、12月編(トレンチャー編②) ~土壌改良~

もう一つの圃場のトレンチャーによる土壌改良を行っている時に雪が降ってきました。
先に溝を掘ってあったことが幸いして、溝の深さの違いはでないのが良かったです。

 

黄色のコンテナに堆肥を移して樹の近くまで持っていき土壌改良を計っていました。
コンテナの下の滑り止めの部分に雪が詰まって重く作業があまり期待通りに進みませんでした。
雪が降る前にやった方がいい作業です。
業者による埋め戻しも通常なら4日で終わるところ5日かかっていました。

堆肥業者による間違いがあり、もみ殻堆肥が搬入されてしまいました。
こちらで使っていいことになったので、早速使わせて頂きました。
ケーキを作る時のココアパウダーのようになりました。

 

もみ殻堆肥は安価で軽く土壌改良剤としてもいいものです。
注意点としては
ネズミがもみ殻が好きでそこに住むと根っこを齧られる可能性がある
そのため、多く撒くことができず、分散して撒きました。

【2020年の畑仕事】11、12月編(トレンチャー編) ~土壌改良~

2020年のトレンチャーによる土壌改良の変更点は

  1. 針葉樹交じりの堆肥 → バーク堆肥を使用 ※下記画像参照
  2. BMフミン → BMようりん、アヅミン、ゼオライト

堆肥はトンパックで来ました。
堆肥の施肥量は樹1本あたり33L~45Lになります。
だいたい1列(48m~60m)でトンパック2つ
化成肥料は1列(48m~60m)で20㎏ずつ入れました。
まず、1列飛ばしで行ない、様子を見ながら全列行なうか決めようかと考えています。

上画像の畑以外にもう1つの圃場も行います。