2021.03.16
ぶどう畑の雪害の柱の復旧、対策について
雪が降る地域だと聞いていた櫛引の畑ですが、今年は例年以上に雪が降りました。
1.5mは降っていました。
雪が解け始めてしばらくしてから見に行くと柱が曲がっていました。
応急処置としてワイヤーを列の真ん中で切り、様子見を行いました。
更なる被害は防げましたが、一度曲がった柱をどうしようと右往左往しました。
・今まで付き合いのあった業者2社がお手上げ状態
・設備資材業者も隅柱が曲がるのは聞いたことがない
他のワイナリーや業者の方に聞きながら復旧を試みました。
①隅柱を切断してジョイントで繋げることで柱を真っすぐに維持する
繋げましたがが繋げた部分が弱いです。
ジョイントも力の掛け過ぎで曲がっているように思えます。
②この部分を補強しました
先ほどよりだいぶましですが、思ったより強くなりません。
(後から聞いた話ですが、クランプは2点留めではなく3点留めで強くなるようです。
4点留めだとかなり頑丈のようです)
これなら曲がった配管を補強したほうが強いのでは?と疑問が浮かんだのでやってみました
③曲がったまま補強
もともとの柱が強いので、これはいいですね。
補強した配管にワイヤーを掛けておいて、柱が曲がれば補強の配管の交換で済むようになります。
曲がりすぎた配管については、いつもっと曲がるかもわからないためこの加工はできないかもしれません。
④曲がりすぎた配管の交換
業者にお願いして同じ径、同じ長さの配管を打ち込んでもらいます。
建設関係の会社から足場屋さんを紹介してもらいお願いすることにしました。
結局、被害が少ないところは③を採用。
曲がりすぎたところは④を採用してコストを掛けずに復旧になりました。